2024年9月12日、NoMaps カンファレンスにて「食のイノベーションがまちをつくる!進化する飲食ビジネスの最前線」と題したトークセッションが開催されました。札幌観光株式会社の杉目茂雄氏、株式会社GAKUの橋本学氏、株式会社ラフダイニングの大坂友樹氏、そしてお笑い芸人のアンジャッシュ渡部建氏を迎え、北海道の食文化と街づくりの未来について熱い議論が交わされました。セッションのハイライト1. 食×地域活性化夜パフェ文化やInstagramを活用した観光客誘致など、北海道の食を中心とした地域活性化策が議論されました。札幌のグルメバーガーや公園カフェなど、新しい食文化が街に活気をもたらす可能性が示されました。市民が楽しみ、観光客を惹きつける食の魅力が、街全体の活性化につながるという意見が共有されました。2. 食×海外進出北海道の食材や食文化の海外展開について、その可能性と課題が論じられました。パートナーシップや現地の嗜好に合わせたアレンジの重要性が強調されました。海外からの観光客誘致と、北海道の食の海外進出の相乗効果についても言及がありました。3. 食×コラボレーション異業種間のコラボレーションによる新しい食体験の創出が提案されました。飲食店と他業種のコラボによる「サードプレイス」の創造など、革新的なアイデアが紹介されました。従来の枠にとらわれない発想が、新たな顧客層の開拓や事業拡大につながる可能性が議論されました。4. 職人×食材北海道の豊かな食材と職人技術の融合による付加価値創造について意見が交わされました。経験に基づく職人の技と、新鮮で質の高い食材の組み合わせが、北海道ならではの魅力を生み出すことが強調されました。総括本セッションでは、食を通じた地域活性化、海外展開、異業種コラボレーション、そして職人技と食材の融合という4つの主要テーマについて、深い洞察と具体的な事例が共有されました。参加者たちは、北海道の食文化が持つ無限の可能性と、それを活かした街づくりの重要性を再認識しました。今回のディスカッションを通じて、食のイノベーションが単なる飲食業界の発展にとどまらず、街全体の活性化や国際的な認知度向上にまで波及する可能性が明らかになりました。北海道の食文化を基盤とした新たなビジネスモデルや街づくりの方向性が示され、参加者たちに大きな刺激と発想のヒントを与える貴重な機会となりました。